木の家の良さ
湿度調整
室内の湿度を調整します! 木材は、周囲の湿度の変化に応じて湿気を吸放出し、室内の湿度を安定させる働きがあります。
湿度が高いとぜん息やアレルギー疾患の原因の一つであるカビやダニ、細菌の繁殖が盛んになります。 反対に、湿度が低いと風邪などのウイルスの活動が活発になります。
内装に木材を使うことで、その調湿機能を活かし、電気などのエネルギーを消費することなく、室内の湿度を快適な状態に保つことができます。
カビ・ダニ繁殖抑制
カビやダニの繁殖を抑えます!室内の床を畳やカーペット敷からフローリングにリフォームすると、ダニの生息数が減少します。
これは、木材の調湿効果によりダニの繁殖が抑制されるほか、ダニの住みかとなるすき間がなくなるとともに、餌となるゴミも掃除しやすくなり、ダニの生育環境に適さなくなることが理由だと考えられます。
暖かい手触り
熱を伝えにくく、暖かい手触りを与えます!木は熱を伝えにくいので、火にかけて熱くなるフライパンや鍋の柄として利用されます。
北欧など気温が零下になる厳寒地では、屋外の金属の手すりやドアの取っ手は素手で触ると凍って張り付いてしまうことがあるので、安全な木材が利用されています。
また、木材は肌が触れてもそこから奪われる熱が少ないので、金属やコンクリートと較べて、手触りが暖かく感じられます。
そこで、直接手や足が触れる場所に木材を使えば、快適性が向上します。
衝撃を和らげる
衝撃を和らげます!石やコンクリートの床は、硬くて疲れやすいといわれます。
一方、木の床は、部分的なへこみやたわみにより衝撃を吸収する働きがあり、腰への負担を軽くし、快適な歩き心地を作り出します。
また、木材は転倒したときの衝撃を和らげることができるので、福祉施設などの内装にも利用されています。
目にやさしい
光を適度に散乱し、目にやさしいです!木材は、身体に有害な波長の短い光「紫外線」を吸収する一方で、温かみを感じさせる波長の長い光「赤外線」を反射します。
また、表面の微細な凹凸が光を適度に散乱させ、まぶしさを抑えます。
そのほか、木目の間隔や濃淡の変化は、見る人に自然で心地よい刺激を与えます。